2014年5月7日水曜日

2014(22回)鍼灸国試解答・解説19~25 解剖学

5月5日の立夏も過ぎ、暦の上では夏がやってきました。
晴れた日に公園へでかけると、新緑と青空がきれいですね♪
といっても日中と朝晩の気温差が激しいので、服のチョイスに困ります(ーー;)


さて、遅くなりましたが前回の解答・解説です。


解剖学 解答・解説


問題19
  • 解答.4
上肢の伸筋支帯には6つの管がみられ、それぞれ腱が通る。
第1管―長母指外転筋腱、短母指伸筋腱
第2管―長橈側手根伸筋腱、短橈側手根伸筋腱
第3管―長母指伸筋腱
第4管―総指伸筋腱、示指伸筋腱
第5管―小指伸筋腱
第6管―尺側手根伸筋腱

問題20
  • 解答.2
腸脛靭帯は、大腿外側の大腿筋膜が肥厚したものであり、大殿筋と大腿筋膜張筋が付着する。骨の付着部位を表現するのであれば、大殿筋の腸骨翼や大腿筋膜張筋の上前腸骨棘に付着となる。

問題21
  • 解答.3
国試に頻出問題です。
  1. 喉頭蓋軟骨は無対性で喉頭の上口、舌骨の後面に位置し、弾性軟骨に属す。
  2. 甲状軟骨は無対性で喉頭蓋軟骨と輪状軟骨の間に位置し、硝子軟骨に属す。
  3. 披裂軟骨は有対性で三角錐型になっている。左右の披裂軟骨に声帯筋が付着し、声門の開閉に関与している。硝子軟骨に属す。
  4. 輪状靭帯は無対性で上部は甲状軟骨に接し、下部は第1気管軟骨につながる。硝子軟骨に属す。

問題22
  • 解答.4
  1. 腎臓は3つの被膜(腎筋膜・脂肪被膜・線維被膜)に覆われている。
  2. 右腎の上部には肝臓の右葉があり、その右葉の重みによって右腎が左腎より若干低い位置にある。
  3. 腎小体は糸球体とボーマン嚢からなる。さらに、腎小体と尿細管(近位尿細管・ヘンレループ・遠位尿細管)を合わせてネフロンという。
  4. 傍糸球体細胞からはレニンが分泌される。

問題23
  • 解答.3
まず、外頸動脈の枝は、上甲状腺動脈、舌動脈、顔面動脈、上行咽頭動脈、後頭動脈、後耳介動脈、浅側頭動脈、顎動脈。


顎動脈の枝はもうここで中硬膜動脈だとわかります。そして顎動脈の枝は…多すぎるので割愛で結構です。

問題24
  • 解答.3
  1. 橈骨動脈は手根管は通らない。
  2. 外側腋窩隙を通るもの⇒後上腕回旋動脈・静脈、腋窩神経
    内側腋窩隙を通るもの⇒肩甲回旋動脈・静脈
  3. 正解。
  4. 尺骨動脈は前腕前面を通る。内側上顆の後ろを通るのは、尺骨神経。

問題25
  • 解答.3
脾静脈は門脈の一つである。
【門脈から心臓までの静脈血の流れ】
脾静脈・上腸間膜静脈・下腸間膜静脈⇒門脈(肝臓の中に入る)⇒小葉間静脈⇒洞様毛細血管⇒中心静脈⇒肝静脈(肝臓から出る)⇒下大静脈⇒心臓







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