2017年2月17日金曜日

小指の存在

昨日、掃除中とっさに目の前の物を取ろうと右手を伸ばした時、
なぜか小指だけついて来ず、掃除機の持ち手に引っ掛けてしまった。


グニーーッツ
あっ、しまったーーー!!


そう思った0.0数秒

私の右手の小指は変な角度で曲がったあと、何事も無かった様に元のポジションに帰還していた。


痛いぃぃぃ…


グォォォーーという掃除機の吸入音と私の呻き声が響く部屋

その後、右手の小指のことは意識しないように掃除を完了させた。


が、やはり、案の定腫れあがる小指。
痛みで気分が沈む中、ふと思った。


私、今まで小指の存在を忘れていたよね。
あまり小指を気にすることなかったよね。もしや!小指が怒って


『あなたの体にだって小指は存在するのよ!ちょっとは気にしなさいよ!!』


という存在アピールなのでは??すまないよ…小指。
なぜか小指に対する謝罪の念を持ってしまった。

確かに存在自体が当たり前過ぎて、生活の中で気にすることはなかった。しかし、今はこの痛みと赤黒く腫れる小指のことが気になってしょうがない。


またふっと思った。


何でもそうだよね。当たり前過ぎると存在を忘れるよね。
しみじみそうだよなぁ~と思った。


晩に、我が家の名鍼灸師の稻垣先生に鍼をしてもらったので予後良好だが、
今回のケガで、日常生活の中のありがたみを右の小指から感じさせてもらった。


ありがとう小指!





2017年2月15日水曜日

いろいろ思い…タイトル変更しました

はり師・きゅう師の国家試験まであと11日!
体調管理には十分気を配りながら、最後の追い込み頑張ってください!!

さて、『はりきゅう国家試験予備校Online』から『鍼灸気まま日記』にタイトル変更しました。

なぜって?
それは、ブログを気ままに書きたいからです(笑)。
今までは鍼灸の勉強の事を書いていましたが…
(えっ。そんなに書いてないって(;´・ω・))

これからは鍼灸のこと、勉強のこと、日常生活のことなども
ざっくばらんに記していこうと思います☺

はい!

ゆる~く

きまま~に

いきます。



2015年9月15日火曜日

ひとつずつ

あるときこんな場面がありました。

点数が悪かった人がこう言いました。
「自分バカだから。」



「バカはいません。ただ勉強してないだけです。全然勉強してないだけの事をバカとは言いません。」
「テスト前に見直ししてくださいって言ったところとか、真剣に勉強しましたか?」


相手
「してません…。」

私は、やるべきことをやってもいないのに
「頭悪いから」
「難しいから」
「できない」


っていう人が
大嫌いです。


「ひと通りやってから言えよ!」


って思うんです。


できないとおもったら
一生できません!


何一つ学びもありません!


やり方がわからなかったら誰かに聞けばいい。
教えてもらったように素直にチャレンジしたらいい。
そうしたらできるようになるかもしれない。


何も知らないところからすべてがスタートです


一つの経穴
一つの筋肉
一つの道具

時間が許す限り
ひとつずつ向き合ってやってみればいい

私はそう思います。



2015年9月14日月曜日

合格おめでとう

約9か月ぶり!! ご無沙汰しております。


この約9か月たくさんの事がありまして、ブログには手を回せなくなっておりました…m(_ _)m


まずは、昨年度 
私の厳しい勉強指導を熱心に受け続けてくれたMくん、Mちゃん
合格おめでとうございます!


勉強を見ていて正直、秋ごろまでは心配だったのですが…(今だから言える!)
年末・年明けごろには、めきめきと逞しく成長してくれました。


国家試験直前までMちゃんは本当に粘り強くがんばっていましたし、
Mくんはこちらが伝える知識を素直に吸収できる力が素晴らしい。


この結果はひとえに2人が真剣に取り組んだ成果です。


いろいろな人がいて、たくさんの事があるけれど
持ち前の個性と素直さで
立派な鍼灸師になってください。


2014年12月1日月曜日

勉強の質と量

早くも12月1日です。
昨日私は、「一の会 東洋医学講座」で勉強させていただきました。どんな勉強も基礎があってこその応用・実践です。その大切さをいつも感じています。そして、東洋医学の深―――くて、広―――い世界に迷子にならないように必死で方向を探す感じが、大変だけど面白い。皆さんも鍼灸師になったらこの大海原を楽しんでくださいね。


さあ、話は変わりまして!そろそろ卒業試験シーズンですね。
3年生の皆さんは頑張って勉強している最中だと思いますが、たまにこんな相談があります。

●「勉強しているのに全然点数が取れないんです…。」
☆「どうやって勉強してるの?」
●「学校に残って夜8時ぐらいまで勉強してるんです!!」
☆「で?どうやって勉強してるの??」
●「教科書を見たり、先生のプリントをまとめたりしてます。」
☆「過去問を解いたりはしてないの?」
●「問題をやっても解らないから、ダメなんです…。だから教科書まとめてからやろうかなと。」
☆「もう半年もないのに、今更まとめてては時間が足りないよ。来年試験を受けるならいいけど……。」


これは、勉強をしていないな~この人。と感じてしまう典型的な会話です。


この会話の中にダメなところが2つあります。


1つ目は、時間だけ掛けても意味がないということです。
2つ目は、教科書やプリントを1からまとめるという作業です。


1日5時間椅子に座っていても、何も知識が頭に入っていないというのはただただ椅子に座っているだけです。座った時間を「どうだ!!すごいだろ!!」と自慢げに言っても「あ~そう。」になりますよね。それよりも、30分でも1時間でも「今はこれを覚える!」「この問題を理解する!」といった覚悟で勉強した方が絶対効率がいいのは明らかです。

  • ダラダラやらない!時間を決める!時間より勉強の質が大切です。



そして、最も恐ろしい勉強スタイルが、「まとめる」です。これは1年生や2年生の方ならどんどんやってください。しかし、3年生のしかも夏休み過ぎてから果敢に取り組もうとする人がいます。これは、一番効率が悪い。なぜなら、国家試験は4択です。しかも本屋さんに行けば今までの過去問が売っている。それなら、過去の出題傾向を知る上でも問題を解くのが最も効率がいいのです。

  • まとめるより、繰り返し問題を解く量が大切!



4月23日のブログで過去問の使い方は書きました。ですので、そちらを参考になさってください。


何はともあれあと3か月!
何が何でもやるっきゃない!!
今までの時間と費用を無駄にしないでください。



2014年10月21日火曜日

鍼灸師という立場

すっかり秋になりました。皆さん体調は大丈夫ですか?そして10月20日から秋の土用に入りました。11月7日の立冬前日までが土用という季節の移行期間です。身体も冬支度を始めるころなので変調をきたしやすいです。そんな時は無理せず、身体を休めてあげてくださいね。

さて、今回は人それぞれ考えは違いますが、鍼灸師の立場について思うところを書き留めてみました。

鍼灸師は分類からすると医療従事者です。医療従事者というと、医師、看護師、薬剤師…主に病院にいらっしゃる方々を一般の人は連想されるでしょう。しかし鍼灸師は基本的に病院で仕事を任されることは少ない職業です。まあ、現状では混合医療の扱いになりますので難しいようです。


「鍼灸師にできること。」
と問われて鍼灸師の先生方はどう考えますか?
鍼灸学生さん方はどう思いますか?


西洋医学の観念で身体を捉えることもできるし、東洋医学の観念で身体を捉えることもできる。病院とは違う空間で、患者さん自身が身体と向き合う環境や空間が鍼灸だと思います。だから、病院と張り合うことは全くお門違い。医師や他の先生方ができないアプローチで患者さんと向き合うことができたらそれが鍼灸師の仕事なのではないかと考えています。


鍼1本で変わる事、お灸を据えて変わる事、ただただ話を聞いて変わる事。その変化に敏感に気づくことができるか?こころが楽になれば身体が変わる、身体が楽になればこころが変わる。単純なことを疎かにしない。難しいことを言えるようになることが偉いわけじゃない。身近な存在で、話せる人。それが鍼灸師にできることかなと私は感じます。


鍼灸師という立場、仕事、今はまだ一匹狼扱いをされることが多いですが、これから先の未来には新しい体の観方や捉え方として西洋医学にはない持ち味が注目される日も近いのではないでしょうか。そのために、今勉強している学生さん。今、何のために?誰のために勉強しているのか?それは未来の鍼灸師という何とも摩訶不思議で面白い職での経験を味わうために、今頑張って勉強をしているのですよ。あと4か月!もうひと踏ん張り頑張ってください!

鍼灸って本当に摩訶不思議で楽しいですよ。



2014年9月8日月曜日

目標点数を決める。

9月8日 月曜日。今晩は中秋の名月です。今日はお月さまを見上げてみてくださいね。



さあ、今回は鍼灸国家試験の配点についてのお話です。がむしゃらに問題を解くのもいいですが、どの教科を何点取ればいいのか?をはっきりさせておく方が、より計画的に勉強ができると思います。参考までに鍼灸国家試験のざっくりとした点数配分と目標点数を載せておきます。

まず、鍼灸国家試験の点数配分。


医療概論 2点
衛生学 8点
関係法規 4点
解剖学 16点
生理学 14点
病理学 7点
臨床医学総論 10点
臨床医学各論 22点
リハビリ学 8点
東洋医学概論 14点
経絡経穴学 17点
東洋医学臨床論 18点
はり理論 10点
きゅう理論10点
計 160点満点(はり師・きゅう師同時受験の場合。どちらか一方は150点満点。)


☆合格基準は得点率が60%以上であること。


さて、皆さんは60%以上の点数をどのような戦略で獲得しますか?
まず、60%以上ということは、160点×0.6(60%)=96点なので不適切問題が仮に数問あった場合を考えると最低でも100点は取らないと合格発表まで心配なところです。


では、私が考える獲得すべき得点の配分です。
医療概論→運次第。
衛生学→ 5 / 8
関係法規→ 3 / 4
解剖学→ 12 / 16
生理学→ 11 / 14
病理学→ 4 / 7
臨床医学総論→ 8 / 10
臨床医学各論→ 16 / 22
リハビリ学→ 5 / 8
東洋医学概論→ 12 / 14
経絡経穴学→ 15 / 17
東洋医学臨床論→ 15 / 18
はり理論→ 8 / 10
きゅう理論→ 8 / 10
計122点


まず要なのが、午前に行われる解剖学と生理学です。この2つの教科を足すと約30点。この解剖・生理学で合計20点以上ないと相当苦しい戦いを強いられます。
そして、午後に行われる東洋医学系問題。東洋医学系の約50問は、はっきり言って点数を稼ぐ所です。東洋医学概論、経絡経穴などは勉強した分だけしっかり点数が取れます。今からでも全然遅くはないので、苦手な方もコツコツ勉強してください。
あと、最後のはり理論ときゅう理論は気を抜かずに解いてくださいね(^^)

試験の点数配分、皆さんなりにどの教科を何点取るか、一度考えてみてください。そうすると自分のやるべき勉強、弱い教科などが分かってくるはずです。