昨日から6月になりましたね。最近は真夏を思わせるような暑い日が続いていますが、みなさんお元気でしょうか?私は昨日、大汗をかきながら実家の引っ越しの準備をしていました。途中でクラクラするぐらい暑かったです(笑)。これから気温が上がり、湿気の多く蒸し暑い時期に入ります。体調管理には十分お気を付けくださいね。
2014年(22回)生理学 解答・解説
問題38
- 解答.1
腎臓で行われるろ過の原動力は主に糸球体血圧である。それに拮抗する力が、血漿膠質浸透圧とボーマン嚢内圧である。これらをまとめて有効ろ過圧を計算することができる。
有効ろ過圧=糸球体血圧-(血漿膠質浸透圧+ボーマン嚢内圧)
また、1分間に500ml~700mlの血漿が腎臓に流入し約100ml~150mlが糸球体でろ過される。毎分のろ過量を糸球体ろ過量(GFR)という。
問題39
- 解答.2
副腎髄質ホルモン(カテコールアミン)はアドレナリン、ノルアドレナリン、ドパミンを分泌する。
→アドレナリンは心拍出量増加作用と血糖値上昇作用が強い。
→ノルアドレナリンは全末梢血管抵抗を著しく増加させ、血圧を著しく上昇させる。
問題40
- 解答.4
リンパ系器官でリンパ球を生産、熟成せさる場所として骨髄と胸腺がある。
Tリンパ球は胸腺で分化する。
問題41
- 解答.1
運動野は前頭葉の中心前回にある。運動野から運動ニューロンが集まって神経線維束をつくり、内包を通り、脊髄を下降していく。運動神経路を錘体路(皮質脊髄路)といい、錘体路線維のうち4/5は延髄錘体路で交叉して反対側に走る。それ以外の運動経路を錐体外路という。
3.後頭葉の内側面には視覚野がある。
4.側頭葉上部には聴覚野がある。
問題42
- 解答.3
筋小胞体から放出されたCa2+はトロポミオシンのトロポニンと結合し、ミオシン頭部が首振り運動を行いアクチンと結合する。
①アクチンは細いフィラメントでトロポミオシンとその上部にあるトロポニンと一緒に存在している。トロポニンはアクチンとミオシンが不必要に結合しないように緩衝する働きがある。②筋収縮時には筋小胞体から放出されたカルシウムイオンがトロポニンと結合し、トロポニンはアクチン内に引っ込む。すると、緩衝がなくなった状態のアクチンとミオシンは結合を始め、ミオシンはATPを使用しミオシン頭部の首振り運動を行い筋収縮を行う。
③筋収縮が終了すると、カルシウムイオンは筋小胞体にATPを使って取り込まれ、アクチン結合部はトロポミオシンで覆われ筋は弛緩する。
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