├─ 臓腑
│ ├─ 臓
│ └─ 腑
└─ 経絡
├─ 経脈
│ ├─ 十二正経(十二経脈) → 十二経別など
│ └─ 奇経八脈
└─ 絡脈
├─ 十五絡
└─ 孫絡(≒浮絡)
はり師・きゅう師の養成校において、経絡に関して目にするのは、十二正経(十二経脈)・奇経八脈・十五絡といったところでしょうか。
「陰陽」という東洋に伝統的な世界観で用語を分類・整理していけば、経絡は、臓腑に対応した概念となります。
- 臓腑
生体の中枢に位置。
生命エネルギーとそれを支える物質の生産拠点として働く。
- 経絡
生体の中枢から末梢へと分布。
生命エネルギーとそれを支える物質の流通網として働く。
- 経脈
網目としての経絡の縦糸。
人体の上下を縦断し、要所では内外(深浅)を貫通する。
- 十二正経(十二経脈)
臓腑と体表とをつなぐ経脈(十二経別・十二経筋・十二皮部を支配下に置く)。
- 奇経八脈
正経同士をつなぐ経脈。
- 絡脈
網目としての経絡の横糸。
経脈の隙間を横断し、全身をくまなく網羅する。
- 十五絡
経脈から分かれ出て、別の経脈などと大きな流れを形成していく絡脈。
- 孫絡
十五絡から分かれ出て、細く小さくなって流れを終えていく絡脈(浮絡は、皮膚表面における孫絡)。
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